プラハ城(Prazsky hrad)

 プラハ城は9世紀にプジェミスル王家によって建設が始まって、14世紀のカレル4世の時代に、ほぼ現在見られる姿になりました。現在、チェコの大統領の公邸となっています。

 正面入り口の向こうにきれいな フラドチャンスケーHradcanske namesti という広場があって、たくさんのすばらしい宮殿が並んでいます。こんなにたくさんきれいな宮殿のあるところはヨーロッパでもなかなか見つけにくいと思います。

 正面の入り口の横にかっこいい衛兵さんたちが立っています。かれらは徴兵制で、一時間じっと立って、動いてはいけません。一時間ごとに交代式が行われています。12時に大きい交代式になります。

 最初の中庭でマティアーシュ門が見えます。その門は元々門だけの形をしましたが、18世紀に新しい建物の一部となりました。

 右手の方に大統領の旗が掲げられています。そこに「真実は勝つ」と書いてあります。旗はチェコの大統領がチェコにいる時に掲げられています。

 二番目の中庭で聖十字架礼拝堂ときれいな噴水があります。噴水の横にプラハ城の井戸があって、面白いことにその井戸のなかにプラハ城のかっぱが住んでいるという言い伝えがあります。

 プラハ城はかわったお城です。広くて町みたいなのです。お城の中に教会や宮殿があって、世界で一番広いお城になるそうです。お城の一番大きな教会は聖ビート大聖堂chram svateho Vitaと呼ばれています。

 この教会は600年かけて建てられたものです。ゴシック様式で建てられました。中にすばらしい空間があります。きれいなステンドガラス、礼拝堂の中にある祭壇、彫刻、絵画などのすばらしい作品が見られます。
 塔に登ることができます。287段もある階段を登るのはちょっときついですが、眺めが素晴らしいです。

  三番目の中庭からも聖ビート大聖堂がきれいです。特に、高い塔と素晴らしいモザイク画と旧王宮は見る価値があります。モザイク画には最後の審判が現れています。

 次の教会は聖イジーkostel svateho Jiri教会で、ロマネスク様式の素敵な建物です。

 最後に黄金の小道Zlata ulicka に入りましょう。 黄金の小道はおとぎ話からのような小道です。 伝説によるとその小さな家のなかに錬金術師が住んでいたそうです。それで黄金の小道という名前がついたわけです。

 22番の家にはユダヤ人の作家フランツ・カフカが住んでいたというプレートがあります。


プラハ便りへ トップページへ