ブルガリアの世界遺産 ― ネセバル - (Nessebar)

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ネセバル、はブルガリアの古代都市であり、現在では海岸沿いのリゾート地となっているブルガス州の町、およびそれを中心とした基礎自治体。
黒海に突き出た半島の特異な地形に最初に生活を始めたのはトラキア人だとされる。
トラキア語での名称はメネブリア、現代ギリシャ語ではメシンヴリア、かつての名称はメセンブリアである。
以来各時代の支配者から軍事、交易の拠点として重要視されてきた場所となっている。ネセバルは3千年紀を超える長い歴史に裏付けられた、豊かな都市博物館である。

ネセバルか黒海で最も顕著な旅行先であり、リゾート地である。ネセバルには多くのリゾート拠点があるが、その中で最大のものは町のすぐ北に位置しているサニー・ビーチである。

ネセバルの古代都市は、細長い入り口の地峡によって大陸部とつながった半島(かつては完全な島であった)の上に築かれ、その地形ゆえに多くの異なる文明による征服から逃れてきた。
その豊富な歴史的建造物の存在により、ネセバルは1983年にユネスコの世界遺産に登録された。

19世紀の末には、ネセバルはギリシャ人の漁民、ワイン生産者の住む小さな村となっていたが、20世紀に入ってからはブルガリアの沿岸部リゾートの要として開発が進められた。1925年の住民交換によりギリシャ人が追放されてから新市街が建設され、歴史的地区は修復された。

ネセバルでは数多くの金製の装飾品やグラス製の器や陶器が出土しています。 3−4世紀の城門や城壁の遺跡は現在でも保存されています。 「聖ソフィア聖堂」や「エレウサ聖堂」が最古の教会であり、6世紀のバシリカです。
ファサードに施された陶製の装飾は「前駆授洗イオアン聖堂」、「全能者ハリストス聖堂」、(いずれも11−14世紀のビザンチンとブルガリア建築の傑作)の特徴です。 ネセバルの住宅や路地がネセバル占代都市の独特の雰囲気を生み出し、都市博物館のような印象を作り出しています。

ネセバルは聖堂が多く、ビザンティン帝国時代、ブルガリア帝国時代、オスマン帝国時代に建てられた代表的な聖堂が数多く残っている。
落ち着いた町並みの中に洗礼者聖ヨハネ聖堂などの聖堂が残されている。

1983年に世界遺産として登録されました。




























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