「ブルガリア授業」


授業は、1月29日(金)3・4時限目に、3年1組と2組がタニャ・シメオノヴァさん、4年1組と2組がデニスラヴァ・ドデヴァさん、2月18日(木)3・4時限目6年1組と2組タニャ・シメオノヴァさん、19日(金)3・4時限目5年1組と2組デニスラヴァ・ドデヴァさん、という分担でおこないました。

チャイムがなり、「皆さんこんにちは!私は、ブルガリアの国立ソフィア大学から日本に留学しているタニャ・シメオノヴァと申します。よろしくお願いします。」とのあいさつで、たのしい授業の始まりです。

最初に、世界地図やヨーロッパ地図でブルガリアがどの辺にあるのかなど、地理そして簡単に歴史を紹介しました。

エレガントなタニャ先生 初めてブルガリアの先生の話に真剣です 元気いっぱいのデニス先生

「となりの国はギリシャです。皆さんは、外国に行ったことがありますか?私は、ドイツに行ったことがあります」
 児童たちに問いかけながら、授業は進みます。

さて、ブルガリアの春の慣わし「マルテニツァ」の紹介、そしてみんなでその腕輪を試作しました。
 隣の子と二人で、協力し合いながら作ります。
 周りにうまく出来ない子がいれば、手伝ってあげて。
 ようやく完成して、手首に巻いて満足そうな顔と顔。

 中央大学取材チームが、そのあいだをぬって回ります。

担任の先生もマルテニツァ作成に協力 友達と息を合わせて上手に製作
取材スタッフも熱が入ります。 上手にきれいに出来ましたね。

「さて、ブルガリアのこと、なにを知っていますか?ヨーグルト?琴欧洲?バラは知ってますか?」
 「ブルガリアは、バラの香水の原料としてフランスとか世界中に輸出しています」
 「綿棒につけた香水を配るから、試しに匂いをかいでね。いい匂いですよ」
 またたくまに教室中がバラの花園に。

バラの香水はどんな? バラの香りで児童たちの顔がはじけます

最後は、ブルガリア語:キリル文字の紹介です。
 「日本の漢字はいくつありますか?1万?覚えるのが大変ですね。キリル文字は、30字です。文字を覚えるの簡単ですよ。みなさん、ブルガリアに来ませんか?」

「あいさつのことばを紹介します。『こんにちは』は『ドバルデン』、『ありがとうございます』は『ブラゴダリャ』……」
 次々とブルガリアのことばを紹介。

「それでは、皆さんの名前をキリル文字で書いたカードを配ります!」
 と言って、名前を読み上げながらひとりひとりに配っていきます。
 はじめてみる自分のキリル文字名。
 もらったカードを隣の子と見比べながら興味深そうに見入ります。

「○○さん!」 負けずに元気よく「ハーイ!」 自分の名前のキリル文字親しみを感じます。

「どうですか?黒板に自分の名前を書いてみたい人?」
 なんと、ほとんどの児童が手を上げて。
 黒板の前は、もうあふれんばかり。

自分のキリル文字名を書いてみる。 もう、ブルガリアの小学校みたいです。

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そして、授業の終わりを告げるチャイムがなって。

担任の先生から、「みんな、ブルガリア語で先生にお礼を言おう!」と声がかかり、
 児童みんなで大きな声で一斉に、

「ブラゴダリャ!!」と。


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