「ブルガリア紹介授業」延べ15回目

7月6日(土)は、池袋第1小学校全校での国際理解集会。毎年恒例としている、各学年ごとに、いろいろな国の講師から、その国の文化を学ぶというもの。

ソフィアファミリーによる集会参画は、昨年77日に続いて2回目です。

2月5日の琴欧洲交流時に行った4年生の授業が印象に残り、2年生の授業に再び声をかけていただきました。
 この日は、授業参観日ということで、たくさんのお父さんお母さんなどが、授業参観に来ている中での「ブルガリア紹介」です。

 講師はソフィア大学3年生のアンジェラ・ヴァセヴァさん(創価大へ留学)とデシスラヴァ・ザンゴヴァさん(東京外語大へ留学)の二人。

 好評だった2月5日の授業に続いての2回目の登場です。

まず、「ドブロウトロ!」とあいさつ。
 「“ドブロウトロ”は、ブルガリア語で“おはようございます”という意味ですよ」

「ブルガリア語をもうひとつ覚えましょうね!“ブラゴダリャ”は、“ありがとう”という言葉ですよ」

 

「それでは、自己紹介しますね」
 「私は、ブルガリアから東京外語大学に留学している、デシです」
 「私は、創価大学に留学しているアンジです」

と、2人が自己紹介。

そして、世界地図で、ブルガリアがどの辺にあるか勉強します。

「みなさん、ブルガリアがこの地図のどこにあるか知ってますか?知っている人?」

「ハーイッ!」と、前に出て、「ココッ!」。

「そうですね。よく知ってますね」

そして、
 「ブルガリアと言えば、ヨーグルトですね。食べたことありますか?」
 「ブルガリアでは、ヨーグルトは料理にもいろいろ使いますよ」

「それから、ブルガリアはバラも有名なんですよ。ブルガリアのちょうど真ん中ぐらいにある、バラの谷というところで、たくさんバラを植えていて、それが香水の原料になります」

「それでは、香水を染み込ませた綿棒を配るからバラの香水の匂いを嗅いでみてくださいね」

みんなに一本ずつ配ると、

「ウワーッ。いい匂い!」

みんなニコニコ、教室は、もう、バラの花園です。

担任の先生から、

「もう一つプレゼントがあるよ。講師の先生から説明してもらいます」

マルテニッツァの紹介です。

「ブルガリアでは、3月になると、天気が変わりやすくなります。これは、マルタおばあさんという3月のおばあさんが怒っているのだ、という言い伝えがあり、そのマルタおばあさんをなだめるために、みんなマルテニッツァを作り腕に巻きます」

「今日は、そのマルテニッツァをみんなで作ってみましょう!」

赤と白の毛糸をみんなに配ります。

「隣の人と2人で端を持って二人とも右へ右へまわします。そうすると、だんだんよじれるでしょう?うんとうんとよじって放すと、ほら!自然とねじれて出来上がり!」

「参観のお父さん、お母さんもお手伝いしてあげてください!」

ワイワイガヤガヤ……。お父さん、お母さんも一緒になって、悪戦苦闘しながら、何とか完成にこぎつけました。

そして、みんながそれぞれ腕に巻いて。

達成感!満足そうな顔、顔、顔。

 

「さて、そろそろ終わりの時間が近づきましたね」

「最後に、ブルガリアの歌を歌いますね。皆さんも、覚えてくださいね」

担任の先生が、
 「野菜の歌だよ。『野菜を食べないと大きくならないよ。元気になれないよ。』という歌。まさに、君たちにぴったりの歌だよ」と説明してくれました。

そして、「さあっ、ブルガリア語で歌いますよ!」

「エーッ!歌えないよ!」

「だいじょうぶ!だいじょうぶ!私たちが先に歌うから、あとから続けて歌ってください」

歌が始まります。

「ゼレンチュツィ コイト ネ ヤデ〜(野菜を食べないと〜)」

講師の先生が先に歌い、そして、続けてみんなが元気よく大きな声で歌いました。

 

担任の先生から、

「それじゃあ、お返しに今度は日本の歌でも歌おうか。『虹の歌』を歌おう!」

振り付きの歌で、みんな席を立って楽しく歌いました。

手振り足ぶり、ステップを踏みながら……………。

「これで授業は終わりです」

「エェーッ!もっとやりたいよ!」

4時間目までやりたい!」

 

担任の先生から、

「みんなブルガリアへ行きたくなった?」

 

「行きたくなったぁー!」

「行きたい!」

はちきれんばかりの大きな声で。

そして、口々に「ブラゴダリャ!」「ブラゴダリャ!」

 

終わると、何人かが、講師先生の荷物を持ってくれて、控室まで送ってくれました。

いい子供たちでした。



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