ル  セ

ミハエラ・ミハイロヴァ

ブルガリアの北の国境であり、ドナウ川の横に位置するルセという都市を紹介します。

ルセはブルガリアの第五の都市であり、人口は166 056 人です。

そして、私のふるさとです。

ドナウ川の対岸から、ルーマニアが見えます。

ルセは古く、きれいな都市です。そのため、ルセを紹介したいと思います。

最初に紹介したいのは古代からのものです。

それは「Sexaginta Prista」というローマ要塞です。紀元前3千年紀から紀元前2千年紀にかけてのトラキア人の集落だったが、後にこの地にはローマ帝国の軍事拠点が築かれ、「60の船の町」(Sexaginta Prista)と呼ばれるようになりました。

現在、その場所には遺跡だけが残っています。Sexaginta Prista に行ったら、面白い遺跡が見えるし、ドナウ川の美しい景色もあるので、いい休息ができる場所になります。

       

 

二つ目は自由の記念碑です。

1909年にオープンした記念碑は都市の象徴です。よく知られている通りに、ブルガリアは5世紀の間オスマン帝国の支配下にありました。そのため、ブルガリアの至る所にその関係にある記念碑が多くありました。自由の記念碑はその一つの例です。形は、女の人が左手に刀を持っており、右手は東に指しています。女の人の前に、ライオン像が二つあります。一つ目は奴隷制度の鎖を引き裂いています。二つ目は自由の刀と盾を守っています。

  

三つ目に紹介したいのはルセの建築です。

実際は、1881年のころルセはブルガリアの中に一番大きいな都市でした。ドナウ川の横の位置のおかげで、ヨーロッパと接続していたことによります。つまり、様々なヨーロッパの国(オーストリア=ハンガリー帝国、ロシア、イギリス、フランス、スペイン等)と国際関係の必要な所になっていました。したがって、その国の影響を受けていました。建築的にも、その影響が見られます。特に、オーストリアからの建築家がルセで多くの建物を設計しました。そのため、ルセは「小さいウィーン」と呼ばれています。

 ルセの劇場

 ルセの正義の宮殿

  ルセのオペラ

  ルセの図書館

現在のルセはルーマニアと接続するのに重要な地点です。ドナウ川の対岸からルーマニアのジュルジュという町が見えます。二つの町は「ルセ・ジュルジュ友好記念橋」(Rousse-Giurgiu Friendship Bridge)で結ばれています。その橋のおかげで、ルセからルーマニアの首都ブカレストまでの旅行は二時間だけで済みます。

皆さん、ブルガリアやルーマニアに旅行したら、ルセにぜひ来てください!

 「ルセ・ジュルジュ友好記念橋」



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