さて、児童たちが待ちに待った琴欧洲関の入場です。
小学校では珍しいブラスバンド(ジュニアバンド)が歓迎の演奏をする中、校長先生の先導で付け人と共に大きな姿を現します。
場内をゆっくりひと回り。
最初に校長先生から生徒たちに、
「ブルガリアという国を、もっともっと知ってもらいたい。」
「琴欧洲関を通して、相撲について知ってもらいたい。日本の伝統や文化を知ってもらいたい。」
「大事なことだが、みんな大きくなったら何になりたい、とか夢を持っていると思うが、どう実現させていくのか。琴欧洲関から生き方をぜひ学んでもらいたい。」
との、お願いのごあいさつがありました。
続いて、豊島区教育長から歓迎のごあいさつがあり、
いよいよ琴欧洲関の登場です。
「みなさん、こんにちは!」
「ブルガリアのことを勉強しましたか?わからないことがあったら、何でも聞いてください。きょうは、みんなで楽しくやりましょう!」
そして、児童と琴欧洲関の交流が始まります。
まず、1年生は、一緒に四股を踏んでもらいました。
2年生は、綱引き。8人ぐらいずつ三組に分かれて挑戦しました。
どっちが強かったかな?
次は3年生。
ようこそ高南小学校へ!の気持ちを込めて、歌のプレゼントをしました。
4年生は、琴欧洲関と手の大きさくらべです。
ひとりひとり手を合わせて、「うわーっ、大きい!」の声が次々と。
今度は5年生が、手の大きさを測ります。
そして、紙粘土の台を用意して「琴欧洲関、手形をください!」と。
出来た手形を会場を回って他の学年に披露すると、今度はみんなが「うわーっ、大きい!」「すげぇー!」を連発。
寸法を測ったら、なんと!26センチもあったとか。
最後は6年生。
「どのような稽古をしているのですか?」の質問に「朝5:30から11:00ぐらいまで毎日やります。」
「ライバルは、誰ですか?」には「みんながライバル!」との答え。
全学年終わったところで、6年生が代表してお礼の言葉、続いて、各学年から千羽鶴のネックレスや大きなペンダントなどのプレゼントが渡されました。
最後に司会の先生から、「琴欧洲関が日本に来て、よかったこと、つらかったことを教えてください。」との質問に、
「相撲取りになったことがよかったと思っている。つらかったことは、来たばかりのころ言葉がぜんぜんわからなかったこと。わかるようになるまで、1年ぐらいかかった。」
と答えておりました。
そして、「きょうは、みんなからたくさんの元気をもらいました。また、けいこに励んで、横綱を目指します。どうもありがとう!」と感想、そして決意が披露されました。
「さあ、お別れです。2列に列を作ってください。その間を琴欧洲関が、みんなと握手しながらお帰りになります。」
ひとりひとり握手しながら、楽しい楽しいふれあいの時間にまくが引かれます。
名残を惜しみながら。
ブルガリアが、そして琴欧洲関が、児童たちの心にずうっと残されていくことでしょう!
琴欧洲関、夢をありがとう!