授業は、ブルガリアの歴史から紹介を始めます。
紀元前のトラキア民族から始まった歴史は、681年のブルガリア王国建国、のちローマ帝国による支配、14世紀後半から500年に及ぶオスマン帝国による支配を受けたものの再度の独立を果たし、以後も幾多の波にもまれながらのものであることが紹介されます。
そんな中で守り続けた自分たちの「キリル文字」と言葉が子どもたちに伝えられます。
「おはようございます」=「Добро утро」(ドブロ ウートロ)
「お元気ですか?」=「Kак сте?」(カク ステ)など。
いくつかの単語が紹介されます。
続いて、名前はキリル文字でどう書くの?
子どもたちがいっせいに手を上げて「僕の名前を書いてください!」と。
何人かのキリル文字名を黒板に書いたあと、全員にそれぞれのキリル文字表を配ってあげます。
自分の名前のキリル文字との初めての出会いです。
隣の子と見比べながら、なにやら。
次に、3月1日に作る春先のおまじない「マルテニツァ」の紹介です。
これは、日本での「厄払い」のお守りに似ているのだけれど、それがほのぼのとした温かいものなの!
幼児の手首に毛糸で作った紅白の腕輪をまいて、春先に目覚めるといわれる不幸を撃退するという慣わし。
みんなで、その腕輪作りに挑戦です。
うまく出来る子とうまく作れない子と。
でも、みんなみんな一生懸命に挑戦しました。
あっという間の45分間…………。
みんな初めてのことばかり、いろいろなことを勉強しましたね。