教室での授業風景

 

5年生と6年生は、もう少しブルガリアについて勉強しましょう!

講師は、6年生がタニア・シメオノワさん。

国立ソフィア大学の3年生で、現在は創価大学に留学しています。

5年生の講師は、デニスラヴァ・ドデヴァさん。国立ソフィア大学の2年生で早稲田大学に留学しています。

どちらの授業も、まず講師の自己紹介から始まります。

「私の出身は、プレーベンという農業が盛んな平野の町です。」

「ブルガリアにも四季があり、冬は雪が降り、夏は暑いけれど、湿度が低いので日本ほど暑くは感じません。」

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「ブルガリアのバラは、ヨーロッパの主要な国に全部輸出しています。」

「それでは、バラの香水をしみ込ませた綿棒をみんなに配りますから、どんな匂いか確かめてみてください。すごくいい匂いですよ。」

バラの香水をしみ込ませた綿棒を、ひとりひとりに配っていきます。

全員に配り終わる頃には教室中がバラの香りに包まれ、花園の世界をかもし出しておりました。

バラの香りがみんなを夢の世界にいざないます。

 

「さて、次はブルガリアのことばをいくつか紹介します。」

「“おはよう”は、ドブロ・ウトロ」

「“こんにちは”は、ドバルデン」

「“ありがとう”は、ブラゴダリアです。」

「文字はキリル文字といいます。」

「皆さんは、自分の名前をキリル文字でかけますか?」

「一人ずつ全員の名前をキリル文字で書いたカードがありますから、これから皆さんにくばります。」

「自分のキリル文字の名前を見て、どうですか?」

「書けますか?書いてみたい人は、前に出て黒板に書いてみてください。」

何人も手を上げて。

「それでは、みんな前に出てください。みんなで書きましょう!」

 もう、それはそれは壮観でした。

最後は、春先のお守り、マルテニツァの試作です。

2人一組になって赤と白の毛糸で、腕輪を作りました。

うまく出来た子、なかなかうまくいかない子、でもみんな一生懸命に挑戦しました。

そして、授業の終了を次げる鐘の音が響きます。

どれもこれもみんな初めてのことばかり、子供たちの好奇心をくすぐったことには間違いありません。


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